ひとりごと

つきみおが長文でひとりごとを言います

日記(恋、とってもいい日)

11/25

最近あからさまに日記を書くのをさぼっている。忙しいからというか、さぼっている。この一週間のことを一応書いておくことにする。

仕事でこれを考えてねあれを考えてねと言われていることを、後回しにし続けている。このままでは「こいつに何言っても無駄だな」と思われてしまうだろう。何か一つくらいはきちんとやらないといけない。だけど、仕事が終わって家に帰るのがいつも21時とかで、そこからお風呂に入ってご飯を食べたらもう23時前になってしまう。その後に仕事のことを考えるなんて無理。でもみんなやってるんだよね。言い訳をして努力していないのは私だけかな。

一週間のことを書けよ。すべてを思い出せなくてもいい。もう一つ持っていた自分の中では大きめの案件がうまいこといった。私の力がどれくらい働いたのかはよくわからないけど、同じ案件を去年やったときよりは、よほどきちんと仕事をした感じがした。当たり前なのだけど、こうやって時間が経過した分だけ少しでもきちんと仕事ができるようになったらいい。うまくいったなとか、楽しかったなとか、おもしろいなとか、うれしいなとか、そういう気持ちが少しでも生まれたら、それをちゃんと大事に取っておいてこれからを生きていくための燃料にしたいと思う。

会報が届いた。表紙のマサムネさんの横顔がとても美しかった。かたくなに曲に恋しているのであってアーティストに恋しているのではないと自分に言い聞かせてきたのに、ジャンデラを観てしまってからこちら、正直アーティストにも恋をしてしまっていると認めざるを得ない状況が続いており、自分でも困惑している。そもそもこの感情を恋と言っていいのかもよくわからないけど。こういうとき人は「推し」という言葉を使うのかもしれない。「推し」という概念が登場したことで、現実的な恋愛とは異なる特別な感情に名前が付き、新しい感情として発明されたのはとてもよいことだと思う。芸能人が好きだというと、その感情を「そんなかっこいい異性いないんだから現実を見なよ」「現実で恋できなくなりそうだね」などと「恋愛感情」として括られてしまうというのはよくあることだった。「推し」というのはそういう恋愛至上主義的な社会がすこし変化したから生まれた言葉だったりするのだろうか。とはいえ、私はスピッツを「推し」と括ることにも抵抗があるのだが(天邪鬼なので)。それよりは「恋」という後ろめたい言葉の方が近いような気がする。

金曜日、みんなが福岡に向かっている様子を見て、なんだかいいなあと思った。福岡なんて遠すぎると思っていたけど、片道10000円代のチケットの存在を考えれば三重に行くよりよほど近い場所だった可能性すらある(というか三重が近いと思っていたのがまず間違いだった)。それに思えばそもそもゴースカに行ったとき「ライブは絶対ホールを取る」と誓ったのでツアー発表当初はアリーナを候補から外して考えていたのだった。今回ホールとアリーナ両方行ってみて、どちらにもそれぞれいいところがあると分かったので、次のツアーは福岡に挑戦してみようかな。

土曜日はいつもよりやや気合を入れて掃除洗濯をしたあと、カビ取りグッズを買いに行くついでに会社の人におすすめしてもらったタイ料理のお店に行ってみた。とても狭いお店でぎゅうぎゅうだったけど、結構居心地のいいところだったので、つぎはカオマンガイを食べてみたい。パッタイもいいな。おいしいお店、行ってみたいお店がちょくちょくあるのに、一緒に行く人がいない。友達はいるけど、会う時には割と気合を入れて会っているので、気軽に誘えるような人がいない。かつては何人かそういう人がいたけど、みんな中途半端にこじれてしまった。大学の友達がいなくなったら、もう一生気安い友達ができなくなってしまうのかなあと不安になる。気安い友達が欲しいけど、人といると緊張することが多くて、もぞもぞ…どうしたらいい?タイ料理食べた後、近くの神社にふらっと立ち寄ったら七五三をやっていた。千歳飴はどこにも置いていなかった。あの縦長のカラフルな紙袋に入った飴は、一体なんだったのか。いつか仲良しな人と一緒にまた食べたいと思う。冬の空気がおいしくてずんずん歩いた。帰り道にあるブックオフで、小さな生き物とインディゴ地平線の初回限定盤を発見した。最近は空の飛び方やとげまるの気分なので喫緊の需要ではなかったけど、何しろ初回限定盤のアートワークが大好物なので、気付いた時にはカゴに入れてしまっていた。縦書きの歌詞カードが好き。インディゴのオレンジ色のケースも好き。お菓子を取り出すみたいに開ける箱も好き。ついでに文庫本も二冊ほど仕入れることにする。本は読んだり読まなかったりだけど、一冊読み終わって次何読もう、となったとき、家に自分専用の小さな図書館があるみたいになって楽しいから、一定数未読の本をストックしておきたいというのがある。なお今読んでいる本はまだしばらく読み終わりそうにない。ほくほくしながら最寄り駅に降り立つと、夕日がとても綺麗だった。空気を吸い込んだら、やっぱりとてもいいにおいがした。ただ生活しただけの一日だけど、こんな日って、とってもいい日だなあと思った。