ひとりごと

つきみおが長文でひとりごとを言います

日記(愚痴、縄張、スピッツ)

2/17
今週、普通に疲れた。仕事でダメなことできないことがじわじわと実感されて、嫌だなあだけどもう私はここから離れても何もできないんだろうなあと足をもがれていくような気持ちになっている。業務量がおかしいのか仕事の進め方が下手なのかわからないけど仕事が全然終わらなくて、だけど残業するとそのことを咎められて、もう嫌だなあと思うけど、どこの職場に行ったって嫌だなあと思うことはあるんだろう。でも最近退職した人これから退職する人と話すことがちょくちょくあって、本当に私の人生、これからもここにいていいのかな?とか思ったりしている。よくわかんない、自分は無力で無能だということを毎日刷り込まれ続けて何も考えられなくなっているような気がする。まあ無力で無能なのは事実だけど。
疲れたなりに頑張っているので、今日はここのところよくチャットをしていたベルギーの人とランチをしてきた。さすがにこんだけ一応毎日フランス語を書いているので前よりも口からフランス語が出てきやすくなった気もするけど、普通にボキャ貧すぎてだめだわ…。現職を離れられない理由の一つがこのお金をもらいながらビジネス英語とフランス語を鍛えられる(鍛えられてるのか?)というラッキーな環境だと思う。こんな低レベルの語学力なのに仕事で外国語を使わせてもらえているのは普通にラッキーである。よそじゃ採用すらされないだろう。まあそんな下手くそ採用してるからいつまで経っても人手不足なのだろうが。ランチは大学時代に行ったことのある和食屋さんで食べた。めちゃくちゃに美味しいというわけではないけど、ボリュームと見た目の高級感、店の立地と雰囲気の割にお手軽な値段で、結構好きなお店。使いやすい。その後ぶらぶら散策していたら桜の食品を集めたコーナーがあり、そこで「桜正宗」というピンクの日本酒を見つけた。結局さくらくず湯に惹かれてしまい桜正宗は買わなかったのだけど、なんだか嬉しくてふわふわした。そういえば昔バイト先で菊正宗というお酒を定番としてよく出していたけど、当時からスピッツ好きだったら大変だっただろうな。マ、マサムネ…マサムネのことが好きなんだ…。帰り道、乗り換えの駅で電車を降りたらまさにその降りたドアの目の前で弊社を退職した人が電車を待っており、お互いに目をまんまるくしてしまった。すごい偶然。これは…転職しろっていう天のお告げか?
帰宅して、夕飯を食べながらニューミッケのライブ映像を鑑賞した。スピッツのことが好きすぎて、毎回好きすぎて泣く。スピッツを知らなかった自分からスピッツを知った自分になれたという事実が大切すぎて、うれしすぎて、そのエネルギーだけで立っていられる気がする。これからのことはさておき、少なくともこれまでの人生において私がうっすらと求め続けていた救いのようなものはスピッツによって与えられてしまったので、その意味で私は明らかに人生におけるひとつの「ハッピーエンド」に到達してしまったと思われる。自分のことは嫌いなままだし依然として何かが欠けていると思いながら生きているけど、そのことがそのままスピッツを聴く要件になっているというか、そういう自分の中の様々な凝りや捩れや欠落や黒ずみにスピッツという裏面が与えられて、世界がぐるりとひっくり返されたようなのだ。だから、私はスピッツの音楽のことを、どちらかというと他ではなく自として認識してしまっているところがあると思う。たまに、この音楽を作り奏でているのがスピッツという他者であることに驚いてしまう。他者の中に自分がいるということに、安心したり動揺したりする。本当は逆で、自分の中に他者がいるのかもしれないけれど。