ひとりごと

つきみおが長文でひとりごとを言います

日記(先のこと、スイカ、狂い死ぬ)

8/21まあまあ晴れ、暑い

草野マサムネは2、3年後のことを考えると頭が痛くなるらしいが私はこれから続く5日間のことを考えると頭が痛くなり、確かに先のことを考えるのはよくないと思う。金曜日以外は。めんどくせえなあ、仕事。行っている間は結構やる気があるのに、でもめんどくさいよやっぱり。それでも私はこれまでやってきたことの結論としてこの上なく恵まれた環境にいてそれでお金をもらうこともできていて、ここでがんばらないなんてなさけないぞ、とおもう。前向きな自分と諦めたことのコンプレックスを拗らせてとんでもなく僻みっぽくなった自分はどちらも本当で、せめて人といるときは前向きな自分でいなくちゃいけない。

帰り道(とても早く帰れた!)まよったけど、安くなっていたスイカを買った。スイカの前でうじうじ悩んでいたら小さい子供たちとお父さんがやってきて、それで足りるの?というような小さめのパックをそれでもわいわいと楽しげに買っていった。帰省すると、父が「スイカ、食べる?」とスーパーでうきうきと言ってくることを思い出した。父はお盆には天ぷらを食べ、夏はスイカを食べ、正月には栗を食べ、といったことに何かこだわりを持っているようで、そんな父のことを母は「は?いらないよ」と邪険にするので、私が「いいじゃんスイカ買おうよ」と言うのだが、今年の夏はそんなこともできなかった。コロナになったので。罪滅ぼしなのかもしれなかったけど、今日は私もスイカを買った。味はしなかった。コロナになったので。でもジュースみたいな果汁は味とかではなくおいしかった。きちんと夏をやり遂げた感じがした。

みんな、若い頃のスピッツに若い頃出会っていたら狂い死んでいたみたい。みんなにどうしてあなたは狂い死んでいたと思うのと聞いてみたい。色んな狂い死にがあるだろう。私は、こんなこと恥ずかしくて言えないけれど、悔しくて狂い死にすると思う。どうしようもないくらい「これしかない」というものを他者であるスピッツが私に刻印してしまったことが悔しくて死ぬだろう。こんなものを自分と同じくらいしか生きていない男が書いたのだと思ったら苦しくて死ぬだろう。付き合いたいとかそんなことではなくて、でも異性として憧れてしまう彼らに、自分が一方的にぐちゃぐちゃにされたことが悔しくて死ぬだろう。今も本当は少し悔しい。恋しいな、スピッツのことがさ。